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ゼニカルの主成分オーリスタットには禁忌事項がある

2020年05月08日

ダイエットに高い効果を持つゼニカルですが、禁忌事項が定められています。禁忌事項とは服用してはいけない人あるいは併用してはいけない医薬品のことで、主成分オーリスタットの副作用が強くでることで持病を悪化させたり、服用している薬の効果が出なくなる場合があります。また妊婦さんや授乳をしている方に加えて、年令によっても禁忌対象の方がいます。

オーリスタットや関連化合物に過敏症を持つ方は、利用してはいけません。万が一服用すると中毒症状に加えて、医学的に安全とされる容量であってもアレルギー反応などを引き起こす恐れがあります。場合によっては日常生活が困難になったり、腎臓に悪影響を及ぼします。

シクロスポリンを含む免疫抑制剤を利用している方も利用してはいけません。オーリスタットが、シクロスポリンの血中濃度を下げると指摘されているため、免疫抑制作用を妨げる恐れがあります。

吸収不良症候群と診断されている方も利用しないようにしてください。消化器官や消化吸収の働きが弱くなることで、健康な方と比較して生命維持に必用な栄養素が不足してしまいます。吸収不良症候群は、栄養を吸収する小腸粘膜に何らかの異常があると考えられているため、脂肪分の吸収を阻害するゼニカルを服用すると症状を悪化させる可能性が高いです。

ワルファリン系抗血液凝固剤を利用している方もゼニカルを服用してはいけません。ワルファリン系抗血液凝固剤は、血液を凝固させる作用を持つビタミンKを阻害して血栓を予防します。主成分オーリスタットには、ワルファリンのビタミンK阻害作用を軽減してしまうため、血栓予防ができなくなります。

肝臓や腎臓に疾患のある方もゼニカルを服用してはいけません。ゼニカルを服用した方の中に、急性膵炎や腎結石の事例が報告されています。また肝臓で生成される胆汁が減ったり停止する胆汁うっ滞などの方も利用してはいけません。肝臓病や腎臓病、胆汁うっ滞など他の持病のある方や治療を受けている方は避けましょう。

妊婦さんも服用を避けるよう求められています。オーリスタットは脂肪分の吸収を阻害して体外に排泄しますが、ビタミンA・D・Eなどの脂溶性ビタミンも一緒に排泄してしまうので、妊婦の健康や胎児の成長に欠かせない栄養が不足します。胎児に栄養が行き渡らないと奇形などのリスクもあるため絶対に避けます。また授乳中の方も母乳に含まれる栄養が不足するため、服用はしないでください。

未成年の方や65歳以上の高齢者も服用してはいけません。ダイエットに高い効果のあるゼニカルを未成年が服用すると、成長や生理などに欠かせない栄養分が脂肪分とともに排出されてしまいます。65歳以上の高齢者は、腎臓や肝臓に負担をかけてしまうので使用しないでください。