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肥満が招く危険な病気は何がある?

2020年02月03日
体重に悩む女性

肥満になると様々な病気のリスクを高めるため、万病の元だと指摘されています。万病というと大げさに聞こえますが、生活習慣が原因となる病気の多くが肥満と深い関わりを持っており、決して甘く見ていい状態ではないのです。肥満が招く危険な病気を紹介していくので生活習慣を考えたり、ダイエットをするきっかけにしてください。

代表的なのが、高血圧症です。肥満の方はそうでない方に比較して2~3倍の高血圧リスクがあり、塩分の多い食事が原因になっています。塩分を摂りすぎると血中のナトリウム濃度が増加、濃度調整機能により水分を補給して血液量が増加するため血圧が上昇します。またインスリンに刺激された交感神経や肥大化した脂肪細胞が分泌する生理活性物も末梢神経や血管を収縮させるため、血圧上昇を加速させてしまいます。

脂質異常症も肥満が招く病気です。動物性脂肪の多く含む食事を続けていると血中に中性脂肪や悪玉コレステロールが増加、善玉コレステロールが少ないものを脂質異常症と呼ばれています。塩分と並ぶ高血圧を招く原因であり、放置すると動脈硬化が進行し心筋梗塞や脳卒中リスクを高めます。

高血圧が続くと動脈硬化が進行します。血管の柔軟性が失われて血液の通り道が狭くなると血液の流れを良くしようと心拍数が上昇し血圧が上がります、また血液の流れで血栓が剥がれやすくなり、狭い箇所で詰まってしまうと心筋梗塞や脳卒中を招きます。心筋梗塞や脳梗塞は、肥満や高血圧を放置することでリスクが増大します。

肥満は、糖尿病の原因です。インスリンの働きが悪くなったり、分泌量が極端に少なくなることで血糖値が高くなりすぎてしまいます。血糖値が高い状態が長く続くと動脈硬化を加速させ、三大合併症と呼ばれている網膜の毛細血管を傷つけ最終的には失明に至る糖尿病網膜症、人工透析治療が必要になる糖尿病腎症、高血糖によって手足の末梢神経にダメージを当ててしびれを感じたり、痛みや感覚が鈍くなり、怪我や感染症になっても気づくのが遅れる糖尿病神経障害を引き起こします。

メタボリックシンドロームリスクも高くなります。生活習慣病の一歩手前であるメタボリックシンドロームは、高血糖や高血圧、脂質異常症に内蔵肥満が加わった状態です。内臓肥満はインスリンの働きを弱めてしまい高血糖を進行させ糖尿病リスクを招きます。また糖尿病や高血圧、脂質異常症のいずれもが、動脈硬化を加速させる重大な要因です。このメタボリックシンドロームが行き着く先が生活習慣病であるため、ダイエットなどを通じて予防することが大切なのです。